VISI、FFCAMを3軸マシニングセンタ、5軸マシニングセンタで活用

株式会社タマテック様は、1991年代表取締役の玉中義男様が大阪府八尾市で創業した金属加工の会社です。創業当時は、自動車関連の金型加工をメインとして機械加工を行っていましたが現在では部品加工から金型まで幅広く加工を行っています。タクテックスからは、ヴェロソフトウェア製VISI CAD/CAM、牧野フライス製作所製 FFCAM、2.5次元CAD/CAM WinMAX V4、DNC通信システム TNET-Manager等を導入いただいております。

タマテック様は、立型マシニングセンタ、ワイヤー放電加工機、研磨機などを設備され、2023年には牧野フライス製作所製5軸加工機 D500を設備しました。今後は、航空宇宙産業、医療分野にも力を入れたいということです。

代表取締役 玉中義男 様

VISI CAD/CAM 導入事例

導入前の課題

3D CADCAM導入前は、紙ベース（2次元）であったため、加工品に対する細かな確認事項や打ち合わせに非常に時間が掛かっていました。
CAMも2次元主体のCAD/CAMであったため、加工形状によっては外注委託したりお断りすることがありました。

VISIを導入した理由

以下の課題を解決しようと3次元CAD/CAMを検討することにしました。

• 取引先とのやり取りを紙ベースから3次元CADをメインとして、業務効率を上げつつ、理解不足によるミスや手直しを減らしたい。
• 複雑な機械加工にも対応し、外注委託やお断りしていた仕事を内製化し、付加価値のある仕事をしたい。

複数のソフトを検討していましたが、取引先がVISI CAD/CAMを導入していたことから、どのように使用しているかを見にいきました。
現場で実際の操作を見せてもらい、操作が簡単で「これなら自分でもできそう」ということで導入に至りました。

VISIを導入したことで改善したこと

VISI CAD/CAMを導入したことで、紙図面でやり取りしていた内容が3Dデータで確認できるようになり、打ち合わせ回数や加工のトライ＆エラーが大幅に削減されました。特にCADの操作性がよくソリッド形状、サーフェイス形状にも柔軟に対応でき、加工に必要なCADの修正作業が簡単にできることに満足されています。

VISI CAD/CAMを操作する様子

FFCAM 導入事例

FFCAMを導入した理由

牧野フライス製作所製 5軸加工機の導入にあたり、加工機との親和性がよいFFCAMを検討しました。タクテックスのデモを見て、工具や切削条件などデータベースの充実とテンプレート機能が非常に使いやすそうということで導入に至りました。

牧野フライス製作所 5軸加工機を導入

FFCAMを導入したことで改善したこと

導入前と比べ、削り残り加工の面品位が大幅に向上しました。また、牧野フライス製作所の工作機械を複数設備していたこともあり、稼働までの立ち上がりも早く、すぐに戦力としてCAMが活用できるようになりました。

FFCAM加工事例

5軸加工機の割り出し加工機能を使用して、ギアケースを削り出しで加工しました。

株式会社タマテック 様 設備情報